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執筆者の写真Mariko Yamaguchi

鎌倉 古民家で味わう珠玉のフレンチ@ レストラン タカシタンノ Restaurant Takashi Tanno


【Restaurant Tankashi Tanno par 長谷紫-ゆかり-】レストラン タカシタンノ


鎌倉は、一年を通じてよく訪れる大好きな街。紫陽花やお寺巡りに、友人とお茶やランチに、野菜を買いになどなど楽しみがたくさんあります。そんな鎌倉の長谷に新しい古民家フレンチがオープンしていると知り、湘南マダムをお誘いしてお邪魔しました。



長谷観音前から由比ヶ浜大通り沿いに建つ、築100年は経っているという古民家。その内部はレトロ感のある美しいアンティーク調。広過ぎず、狭過ぎずのほどよいスペースは天井が高く、梁やランプが落ち着いた大人の空間を作り出しています。中央に飾られた花はスタッフの皆さんでアレンジされたという躍動感と季節感あふれる花籠のよう。室内では穏やかな名ソムリエ・山本氏が温かく迎えてくれます。



好きだなぁ〜、この感じ。調度品も私の好みにど・ストライク♡


この日はランチメニューの7品コースをチョイス。 「Inspiration~直感~・カマス・Infusiojn~感情・考え~・かまくらソワール・ホッキ貝・鰆・白金豚・いちじく・ミニョン」

ナプキンリングは近くの山で採れたぶどうなどの木でスタッフと作ったものだそうです。そんなエピソードにもほっこり。


車で来た友人のためノンアルの泡で乾杯。ソムリエが選んでくれたのは富山県のノンアルスパークリングワインのCeleble(セレブレ)。アルコールを生成しないワイン品種のぶどう発酵果汁を使用し作られているため、ワイン特有の酸味やコクが楽しめるという優れもの♪


嬉しい驚きのプレゼンテーションで始まるInspirationはどれもひとくちサイズ。指でつまんでパクッと食べられるのが嬉しい。稲と共にお皿に乗ってきたのは小さめなお饅頭(牛頬肉とベーコンの餡入り)。



流木に乗った鮭のタルタル、うずら卵の下にはゴーヤチャンプル、飴がけのトマトの美味しさにもびっくり❤️


可愛くて、キレイでお菓子のよう✨


カマスがやってきました。シェフが今朝畑から採ってきたという葱をナイフでよけると、泡の下からこんがりと香ばしい炭火で焼いたカマスが現れます。クリーミィな泡は毎朝手作りのモッツァレラとカボスの香り。この組合せ、もう反則級でしょう?(笑)




Infusionはシェフが登場して、40種類以上の鎌倉野菜や三浦野菜・ハーブなどに嗜好を凝らしたカラフルな野菜のソースを加え美しく仕上げていきます。


甘さ、苦さ、酸味、シャリシャリ感、ホクホク感、その他数えきれない素材とソースの味や感触が複雑に混ざり合い、奥深い味わいになっていて、野菜好きにはたまらない。


かまくらソワールは夕暮れの鎌倉の海岸をイメージしたスープ。ノーザンルビー(芋)の淡いピンク色にうっとり。まさかの隠し味に小田原のイワシと鯵の干物のコンソメジュレ!お皿に散らした紫のマッシュルームのフランも美しい。うなりましたよね。


この日、お酒をいただけない私たちにソムリエ氏がお勧めしてくれたのはワインのような色の飲み物・・・料理の際に出る多種多様な野菜くずを使用して作ったという特製の野菜ジュース😲 今まで飲んだことのない、クリアで身体が浄化されるような優しくてスッキリ味のドリンクです。


ホッキ貝は山形の「だし(山形の郷土料理)」を取り入れ、ホッキ貝の甘さと野菜や味付けのバランスが絶妙でした。


この日、たまたま手に入れたという秋田産の大きな舞茸を特別に出していただきました♡


鰆は手長エビと共にサフランソースで。鰆を焼く時は天火で火入れをしているので柔らか。皮には炭を当てて香ばしい香りを付けたもの。秒殺でお腹の中に消えちゃいました(笑)


白金豚は甘酒と醗酵させたシュークルートを一緒に。緑の葉はモロヘイヤ。豚肉は甘さだけを残して脂っこさをほとんど感じさせない絶妙な焼き加減に脱帽。女性には脂を多めに落とすように焼いているとのこと。


シビれる美味しさ❤️❤️❤️ ここはフランスですか?というほど美味しいです。


デザートの仕上げにも再度シェフ登場。足柄で採れた新鮮な無花果をその葉で包んでサッと蒸したものに紫蘇ジュースとクリーミィなチーズを添えたもの。


コクがある大人向けのチョコレートがかかった焼き菓子とコーヒーでさらなる余韻に浸ってしまう。なにしろ静かで落ち着いた雰囲気なので料理も飲み物もおしゃべりもゆっくりと楽しむことができます。


地元を始め各地の農家から取り寄せる新鮮な素材で丹野シェフが作り出す、見た目も華やかで、香り立つ素晴らしい料理の数々。初めはゆっくりと口に運ぶのだけど、気づくとスピードが上がっていて、すぐに飲み込んでしまうほど美味しい。料理を見ると作り手の人柄が伝わってくるというけれど、ホントにその通り。料理のセンスはもちろんのこと、ゲストに合わせて微妙に調理方法やアレンジを変えて最高のものを提供するという丹野シェフの心意気と気遣いに心打たれます。

また、ソムリエであり支配人である山本氏の温かくきめ細やかな接客は、落ちついて食事やワインを楽しめるのはこういう方がいらっしゃるからだなぁと感心させられました。

「鎌倉に飛び切り美味しいフレンチを食べに行く」という新たなお楽しみが出来ました。女子友とのランチや記念日、デートやご夫婦にもお勧めです。これからは予約困難なお店になりそうな予感大だから、私も早速次の予約を入れてしまいました😋楽しみです♪


📛Restaurant Takashi Tanno par 長谷紫‐ゆかり (レストラン タカシタンノ)

〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷2-11-44 TEL&FAX 0467-67-9313 予約は以下からも可能 *一休 *食べログ *ぐるなび



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